育毛剤の成分で典型的なものに、フィナステリドとかミノキシジルとかありますよね。国内では、塩化カルプロニウムという成分が有名です。
コマーシャルでも、「医薬品」という言葉で紹介されています。カロヤンのコマーシャルです。カロヤンガッシュとか、カロヤンアポジカとか育毛剤がありますが、あれらの有効成分が、こちらの塩化カルプロニウムなのです。
これは、1968年に開発された医薬品の成分です。局所的ではありますが、血管の拡張作用を持ちます。育毛剤といえば、だいたいが血管拡張剤にほかならないのですが、ミノキシジルもそうですね。
こちらの塩化カルプロニウムもまたそのような作用をもっており、医療用の医薬品としてさまざまな用途が期待されました。もともと、胃腸薬とか、胃下垂などの薬として使われていたのですが、発毛作用や、抜け毛を抑える作用もあるということで、このような育毛剤が流行することになりました。
病院に行けば、皮膚科などで、脱毛症の治療薬として、こちらの塩化カルプロニウムが処方されることがあります。たとえば、フロジン液という抜け毛の治療薬があります。これもまた、成分は塩化カルプロニウムなのです。
どちらかといえば、ミノキシジルの方が血管の拡張作用が強いと思われるため、発毛向けであります。こちらの塩化カルプロニウムの場合は、医療界でも脱毛症の治療薬として用いられているとおり、抜け毛を抑えるという方向性により向いていると考えて間違いないでしょう。